2015年12月20日日曜日

祇王寺

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社


晩秋の祇王寺に立ち寄りました。

洗練された数寄屋建築とはまた趣の異なる庵の佇まいの凛とした感じがありました。

まさしく’庵を結ぶ’という感じですね。

白拍子から尼に出家して、都に賑わいの中から京都の奥座敷へと極めて簡素、素朴であっただろうけれども完全な生活がそこにもあったのだろうと想像します。


2015年11月27日金曜日

あかね屋本店

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社

スラブにモルタルを打ちました
 モルタルもかっこいいですが床を貼ります。


2015年11月17日火曜日

清水焼 窯元 あかね屋本店 新築工事

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社


 あかね屋本店が無事上棟しました。


ほぼ四方が建物に囲まれてないので明るい建物になります。
学生さんや子供たちが陶芸体験をする施設ですので安全な建物にしていきます。




2015年10月27日火曜日

清水焼 窯元 あかね屋本店社屋新築工事 鉄骨建て方へ向けて

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社

本日は奈良は山奥まで鉄工の社長との鉄骨の打ち合わせに伺いました。
素晴らしい渓谷が流れ、伸び伸びと仕事をされてました。
今後、建物を支えて命を吹き込まれる鉄骨が並んでます。かっこいい


現場では着々と鉄筋が組まれていっております。
今後、多数の学生さんや、観光の方が陶芸体験をする店舗を支える重要な基礎です。
表層改良を地下3mまで行って堅固な地盤の上に、がっしりした基礎がのります。
 22㎜の鉄筋のガス圧接継ぎ手です。
 ベースパック(鉄骨の受け材)


2015年9月29日火曜日

大断面木造のプロジェクト

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社

広大な敷地にシンプルな大屋根を持つ住宅を計画しております。
大断面木造の列柱の間に硝子がはまる構成です。
伝統抵抗機構の貫を用いた構造です。


2015年9月28日月曜日

下京区町家の解体から現代町家新築へ

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社

街中の町家を解体し、現代町家を目指します。

準防火地域で木材あらわしの木造3階建てを実現すべく戦略を練っています。



清水焼 窯元 本店新築工事

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社


160人が陶芸体験できるスペースと店舗を備えた鉄骨3階建ての新築工事を行います。
本日から既存の店舗を解体にかかります。
解体後、地鎮祭~基礎着工となります。
目立つロケーションで、京都の景観に馴染む新しい店舗を目指して始動します。


2015年7月30日木曜日

アジアンダイニング

主に京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社


祇園花見小路にて設計監理していた
アジアンダイニングが竣工しました。
近々open です。



   IKEAのシャンデリア



カウンターと造花


赤と黒の空間

2015年6月6日土曜日

アジアンダイニング

主に京都で木造住宅・木造建築・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社


祇園の中華料理店の商業空間の設計を始めます。
元がイタリアンだったのでそこから一気にアジアに持っていきます。
オープンが梅雨明けを予定しているので突貫工事となりそうです。
朱と黒の空間をきれいにつくれたらと思います。

2015年5月23日土曜日

穴太衆との出会い

主に京都で木造住宅・木造建築・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社


滋賀坂本の日吉山王祭ににて、石積の芸術 穴太衆の粟田氏と親交を結ぶ貴重な機会を得て話をたくさん頂きました。
最近では彦根城の石積や京都国立博物館新館の石積みなどがあげられます。
野面積みと言われる技法で、自然石をそのままに、適材適所に積んでいく技法です。
個性のある様々な形状の石を美しく、力学的にも強く積んでいくのは職人を育てる事や経営にも通じるとのお話をされておられました。
粟田氏の技術に魅せられた土木技術者ら専門家の方も集まっておられ、如何に穴太積が力学的にも優れているかという点を強調されていました。
整形された切石積みも見事ですが、自然石そのままで統一していくのはすごい技術だなと思います。
粟田氏のお話では、ちゃんとした職人になるには最低でも10年はかかるとの事で、石の声が聴こえてくるころに一人前の石積職人になるらしいです。
そういった神業的な技術を存続させていくにも一般の住宅建築においても穴太積を持ち込めないかというお話をされておられ、SOLでも石を使いたいと思っていた時期にこのような縁があるのはほんとに不思議だなと思います。

古来から石は神様が宿るなどと信仰の対象とされますが、穴太の衆には石がどこに行きたいかが聴こえてくるそうです。山王祭の幽玄な雰囲気の中、大玄関で甲冑に出迎えられての穴太衆の親方との対話は京都から少しの場所ですが異世界に来た感じでした。


滋賀坂本の日吉山王祭


京都国立博物館の力強く美しい穴太積み






2015年4月29日水曜日

聴竹居

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社での一コマ

現在一般公開されている藤井厚二の第五号実験住宅なる聴竹居に触れる機会を得ました。
藤井厚二は京都帝大で教鞭をとりつつ自邸にて実験的な試みをリアルに建築表現として行い、1世紀ほど前の当時においては先進的であった環境負荷が低く、地熱、太陽熱の利用等、パッシブ的な思想や宮大工のハネギといった構造的な試みを行いその時代を突き抜けた特異な建築家として位置づけられています。
日本の名作住宅は大抵天井高が低いことが多いのですが、聴竹居においては和室を8尺(2400)とし、
居間を9尺(2700)と設定されておりそれが意外と間延びせず、いい空間のたまりを構成しています。
和室を8尺とした理由は、和室を西洋の椅子式の高さとそろえる為、居間より1尺(300)あげる事で、当時の西洋居住文化を日本の文脈の中で再構成したという事のようです。
本日は晴天に恵まれ、新緑の中でモダニズムの夢と呼ばれる建築に浴しました。


2015年4月11日土曜日

素材がぶつかる家

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト


素材がぶつかる家竣工写真 
御施主さんにご協力を頂き竣工写真を撮らせて頂く機会を得ました。
撮影は写真家の岡田大次郎さんによるものです。
自然光をうまく捉えて頂きました。
エントランスへのハイサイドライトからの自然光
エントランス アールの開口と天井・玄関戸の直線
スケルトンの階段とスティールの直線

梁が中庭へとFIX硝子を飛び越えて内部から外部へと連続していきます
無垢材のシンプルな空間に家具がマッチしてます
シンプルな家具とダイニングゾーン
各所要室がリニアに連続していきます



2015年4月1日水曜日

野のイエ

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト


野のイエ、ボリューム検討を行っております。
全方向が野に開かれ、それでいて田舎の田園風景ではない洗練された稀有なロケーションに住宅を計画しております。
スキップフロアの床スラブは敷地の自然な傾斜に合わせて浮いた感じで計画しております。
屋根は小屋束を用いず、三角形のトラス構造で構造的に成立させ、屋根構面を固め、大屋根の架構の持つ純粋性を高めた空間を目指します。








2015年3月27日金曜日

京都 町家リノベーション 

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト


二条の町家全面改修

裏庭を包んだミニマルな町家の計画です。
現場とのすり合わせを行いつつ実施図面を検討しております。




内部の柱や梁等の構造材はほぼ新調する必要がありますが、側柱(カワバシラ)は全て通し柱で、
カズラ石から母屋まで鉛直荷重を外壁で荷重を支える京町家の木構造は健在でやりがいのある物件です。

現代のエッセンス・構造補強を加えつつ生まれ変わる京町家を実現するべく知恵を絞ります。



2015年3月23日月曜日

素材がぶつかる家

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

素の建築をつくろうと思います

素材がぶつかり合う事で建築を構成するようなできるだけ素の建築をつくろうと思います。

装飾を削ぎ落とした素材の建築になれば良いと考えます。

主に京都で木造建築設計を行っている弊社では、地産地消で地元の産材を使いたいという思いを常に持って仕事をしております。できるだけ大黒柱などの、主な構造材を地元のもので構成することをこころがけております。

素材がぶつかる家では、土台を栗材を用いて構造材の柱全てを桧の4寸とし、仕上げ材も天然石・土(漆喰等の左官材料)・天然木・ガラス・鉄という素材を尺寸モジュールという秩序の中でぶつけあって構成しました。

米松の梁は1尺の大黒柱硝子を超えて中庭へと外部に突き抜けていきます。

砂漆喰の壁・無垢材・木製建具・硝子
北の開口部からの安定した光・スチール・無垢のスケルトン階段
中庭からLDK・外壁の左官壁・木製建具・硝子

2015年3月20日金曜日

素材がぶつかる家

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

素材がぶつかる家 竣工間近です。
米松の梁が中庭まで連続していきます。
梁と梁の間はFIX硝子がはめ込まれ視線が抜けるようにしました。
中庭ができるといい感じになりそうです。

2015年2月27日金曜日

京都景観賞 建築部門 奨励賞受賞

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

東山の家が応募数269件の中から2回にわたる審査を経て京都景観賞建築部門奨励賞に選ばれました。

2015年2月11日水曜日

素材がぶつかる家 木工事

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト
現在、新築中の家

ベイマツの連続梁リビングからダイニングと中庭へのリズムを作り、連続梁の間にFIXガラスをはめ込んで視線の抜けを作ります。中庭のブルーシートを外すと今日は快晴ではなかったのですが結構明るいです。

中庭は準防火地域ながら、防火壁を設ける事で延焼ラインをかわした事で木製建具で囲う事ができました。この住宅はほとんど既製品を用いないので、鴨居や敷居は職人技により作られます。
下の写真は敷居の納まりですが、水勾配や、防寒じゃくり、フロアのしゃくりがされています。
美しく八田棟梁の熟練の技が冴えてます。
フロアが貼られると見えない仕事なんですが、無垢を使う場合にはひと手間加えるか加えないかで
変わります。こういう手仕事が激減する中で、手仕事を知っている職人さんが高齢化しているんです。技を伝承していく若い職人さんが育つためには我々設計・工務店も頑張らないといけないなと常々思います。


2015年2月2日月曜日

清水焼き窯元 本店新築工事 本格始動

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

清水焼 窯元の御施主様からの依頼で、既存の本店店舗を解体し、本店の新築工事を
行います。鉄骨3階建て本店社屋
現在は店舗及び陶芸体験施設のゾーニングの打ち合わせを進めています。夏から着工して
年内完成というタイトなスケジュールです。

町家改修

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

京都はど真ん中に位置する町家の改修です。
出格子に始まり、本格的な町家改修のスタートです。

2015年1月31日土曜日

景観賞ノミネート

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

東山の家が景観への配慮とその構造的独自性において景観賞 建築部門にノミネートされ、有識者の方々10数名に現地調査をして頂きました。現地調査を受けて頂いた御施主様に感謝致します。


新築住宅

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

施工中の新築住宅

土台は栗を使って基礎パッキンは御影石
柱は桧の4寸 背割りなし 基礎から構造材までグレードの高い素材で構成される家です。



LDKの内部です。 中庭に面して梁が連続していきます。
完成図がようやく見えてきて良い空間になる事が想像されます。
天井の高さがやはり重要かなと常々思います。
部屋は広すぎたり、天井がむやみに高かったりまた低すぎても駄目だしというところで
このへんは物件それぞれでの塩加減というところでしょうか。
外観は御施主様からいただいているイメージが昔の医院建築という事で、
和洋が取り込まれた感じをうまくつくろうと思います。
西洋の壁はやはり分厚さなので、サッシも少しおくまったところに入ってもらってます。
分厚い壁からの光を期待します。
半丸窓は鉄骨作家のウツミ鉄工の内海さんが腕によりをかけて製作!
シンプルな形状なのですが、この円を作るのが結構難しいんです。
内海さんには階段の鉄骨手摺でもお世話になります。

2015年1月18日日曜日

北山杉活用優良施設コンクール知事賞受賞

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト

教会の耐震改修が北山杉活用優良施設コンクールで知事賞を受賞しました。