2015年2月11日水曜日

素材がぶつかる家 木工事

京都で木造住宅・店舗等の設計施工を行う建築設計事務所である弊社で現在進行中のプロジェクト
現在、新築中の家

ベイマツの連続梁リビングからダイニングと中庭へのリズムを作り、連続梁の間にFIXガラスをはめ込んで視線の抜けを作ります。中庭のブルーシートを外すと今日は快晴ではなかったのですが結構明るいです。

中庭は準防火地域ながら、防火壁を設ける事で延焼ラインをかわした事で木製建具で囲う事ができました。この住宅はほとんど既製品を用いないので、鴨居や敷居は職人技により作られます。
下の写真は敷居の納まりですが、水勾配や、防寒じゃくり、フロアのしゃくりがされています。
美しく八田棟梁の熟練の技が冴えてます。
フロアが貼られると見えない仕事なんですが、無垢を使う場合にはひと手間加えるか加えないかで
変わります。こういう手仕事が激減する中で、手仕事を知っている職人さんが高齢化しているんです。技を伝承していく若い職人さんが育つためには我々設計・工務店も頑張らないといけないなと常々思います。


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