2018年3月6日火曜日

開口部の仕掛け

京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店 一級建築士事務所


スケルトン改修の現場

開口部の仕掛けが進められております
外界と内とをつなぐ開口部
躯体(柱)とサッシの間を縫うように障子を走らせる計画です
さらにその障子を新たな敷居鴨居を登場させ上下に分けて多様な開口部の表現とプライバシーの確保を目指します




かなり大胆にコーナー部が開口部です。
昭和10年当時でもかなり攻めた物件だったと思います。
楼閣のようなオーラを纏っている物件で、当時の大工のテンションが伝わってきます。
80年が経過し、そこに参入して当時の設計者(大工棟梁)との対決かつ協働といった感じです。
技術が連鎖していくのは面白く意味があり、新築においても未来の設計者・大工がリノベーションをして住み継いでいける家を作っていこうと思います
大胆な開口部を、当時の大工が夢想した絢爛、大胆のまま格子耐力壁、障子、建具で幾何学模様を作ります。