粛々と進められております現場
まずは厳選材の紹介から
徳島で育った杉です
低温乾燥材(ほぼ天然乾燥)なので朱色が非常に綺麗です。
柾目の赤身勝ち 芯去り(心材を外した部分のみ)
既製品はほぼ使わないので木材の仕入れは昭和の感じです。
グレーディング(等級)や乾燥状態など、数字にできる明確な基準が無いので
信頼のみの商取引の世界に入ります
SOL「まいどです、キレイ目で赤いやつ、入れて下さい いつもの感じで」
産地「あいよ!旦那 ちょっとヒマかかりますけんど、いいやつ揃えまっせ」
みたいな感じのノリで待つことゆうに二か月
なかなかの納期ですが待った甲斐があります
格子耐力壁の刻みです。
真打ち 濱翁 登場
極める部分の刻みの担当はやはり親方
80歳でこのパフォーマンスを出せるなら、未だ10年は現役でいてくれそうです。
一番弟子のツネさんが「親方やっぱ上手いなあ」と感嘆! 美しい師弟関係です
格子耐力壁はさりげなく見えますが、手間の非常にかかる耐力壁です。
クロスする部分の接点がたくさんあるので、それをびっちり付けるのが非常に大変です。
まずは大工さんが加工場で精度高く刻んできて、パーツごとの住所番号を振る(これが重要)それを現場で一つ一つ組み立てるんです。
せっかく精度高く刻んだパーツの住所がわからなくなるとこれは大変です。
歌舞伎・和紙手漉き技術とならびユネスコの無形文化遺産に伝統建築工匠の技術が提案中らしいです。
長年の経験(無形)の技術が手に入っていて、それが住宅に入魂される感じです
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