現場はピッチを上げて進めます。
今回のリノベは、大小の単位のグリッド(基準となる単位・線)を効かせて、全体としてグリッドの集合で統一した状態にもっていければという感じです
ケルト格子みたいにどこまでもつながっていくイメージです。
左京のリノベーション 唐紙 ケルト格子
水平方向は相生杉の連続梁グリッド
垂直方向は格子耐力壁や障子の格子のグリッド
本棚と階段でグリッドを1階から2階の縦方向に連続させようという目論見です。
平面から層をつなぐ階段は、建築では一つの見せ場になる事が多く、今回の
ようなリビング階段の場合はそれなりに気合いを入れます。
今回の階段の素材; 鉄
現場に集合した3人の男衆
3人がかりで鉄の階段をおさめていきます。
鉄に魅せられた男 KAIさん
畑の真ん中の小さな工場で一人、鉄と向き合って45年
鉄と言えば、鉄馬 ここでご期待?にお応えしてKAIさんの愛車を紹介
やはりチョッパー
何故かSOLに関わってもらっている職人さんにバイク乗りが多い
しかも各所にオリジナルの鉄パーツの唯一無二のヤマハ250㏄
迫力がニーハンに見えません
チョッパー;ベース車両がハーレーであろうが国産車であろうが、余分なパーツを極力削ぎ落とすという方法で機能美の美学を追求
ここはどことなくSOLの手法に近いのでしょうか
ハンドル、ソロシート、マフラーといったシンプルなパーツを剥き出して極限に低いフォルムで乗り心地を凄まじく犠牲にしながら得たカタチです。やはりカッコイイ
そこは住み心地を犠牲にはできませんので前言撤回!
KAIさん、日本刀のコレクターでもあります、話がどんどん建築から離れていって止まらないので今回はこのへんで だけど本当に鉄が好きなんですね