2016年11月6日日曜日

イヤシロチ

京都で木造住宅・木造建築・町家・店舗建築等の設計施工を行う建築設計事務所


木造柱脚ラーメンによる試み

木造は基本はピン接点(接合部が自由に動く)で構成されますが、剛接点(固める)必要がある構造の場合は、ラーメン(額縁)工法を用いることがあります。
本件では柱の地面(基礎)との接点を剛接点として構成することで新しい
ファサード(建築用語で外観)を目指します。
重量ガラスを嵌める白装束の専門集団が2m×4mのペアガラス 
1枚あたり350kGをかっこよく納めてくれました。






ランダムに配置された180mm角の檜の列柱 土着的な建築を目指したので、節有を選択しました。
一等材の節有りの柱も節の多いのやら少ないのやらで硝子越しに見たときに無機のガラスと節のある木材が力強く調和して見えてきたので思わぬ効果がありました。

垂直性の高い大断面柱脚ラーメン構造がガラスに覆われました
中央に梁が通らない特殊な組み方です。
スラブ(床板)は電気設備床暖房設備配管やLANなどの通る限界の薄さで仕上げました。
大体100mm程度です。

丘陵地に沿うように配置された切妻屋根を持つスキップフロアの住宅です。
ようやく姿になってきましたがこれからも正念場が続きます。



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