2017年8月21日月曜日

鹿王院の家

京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店 一級建築士事務所



お施主さんと6時半の早朝ミーティング
何と既に一走り終えて来られたとの事。



外に閉じ内に開く構成です。荒削りの開口部が作戦会議により、今後、純度を上げて行きます。

メインLDKの高さは3.3mと垂直性が高い空間ですね。


単純な切妻屋根の下の高さ方向に多様な空間構成です。
この物件はお施主さんが大きな空間構成をされて、それを建築化していきます。
借景に向かう開口部に強い力が撓められるように頑張ります。


2017年8月8日火曜日

板倉工法計画

京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店 一級建築士事務所


丘の上に建つ平屋の計画です。





下の画像の板倉工法と呼ばれる杉板と杉の柱と梁のみで作る工法で計画を進めております。



壁は杉の厚板なので壁は考え方によれば断熱材も要らないという工法です。
業種が減りますが、木材費と大工手間が相当なウェイトを占めますので一般的な工法よりコストはかかります。
雨水対策など、施工は大変ですが、軸組み工法(一般的な工法)とは一味違ったものになります。








2017年8月1日火曜日

鹿王院の家 建て方

京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店 一級建築士事務所

鹿王院の家 吉日に建て方を行いました。

建て方の日は大工やクレーン、ガードマンは忙しいですが、設計監理・現場管理者は段取りが終わっているのでほぼ安全対策のみの仕事になります。

木造に限らず、現場は建て方までの構造材の選定や搬入計画、各部納まりや各部の高さなどが全てです。
確認申請では法規上の高さが削り出されていますが、施工の段階では、構造計算による梁成と耐力壁の有効高さ、意匠上の要求からの高さ、設備の納まりなどから構造材の長さ(階高)を決めます。
設計監理・現場管理者としてはこれから造作材、開口部など細部の納まりを実際の現場とすり合わせて肉付けしていきますが、実は仕事は8割以上終わっていると言っても過言ではありません。
良い仕事ができたかどうかの成否がこの時点で決まります。
逆に建て方までの集中度が低いと取り返しがつかないという事になります。
クレーンは明日香重機 棟梁は草木親方です。


天気もなんとかもってくれています。