昨今、町家の改修に関わることが多くなってきた。
京町家を改めて、ひも解いて見るとやはり温故知新!!
なかなか新鮮なネタの宝庫であった。
ぼちぼち町家アレコレを綴っていきます。
SOLとしてはまず構造
一階から二階まで柱が全て通し柱であること。
これは木の特性においては非常に合理的。
木は繊維方向があって軸方向には強いが横からの圧縮に弱いわけで・・
なので土台や梁に横方向から力をかけたくないっていうのが全通し柱構造なのです。
柱の下は石です。
※ひとつ石やカズラ石と呼ばれるもの
石からは母屋という屋根を支える部材までズドーンと柱が通っているわけです。
一般の住宅では一階と二階の柱は大抵管柱と呼ばれる分断された柱で作られるわけですが、
町家は似て非なる木造なのです。
改修中の町家の柱脚部です。 カズラ石と呼ばれる石にそのまま柱が載ってます。
写真は根継と呼ばれる劣化した場所を新設している部分です。
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