2017年10月21日土曜日
伝統木造リノベーション
京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店
一級建築士事務所
平成を締めくくる大改修
いつもの光本瓦の職人さん
先日まで深圳で瓦葺きをしていたとのこと
雨の合間を縫って
土葺の瓦をおろしていきます。
いぶし瓦に見えますが、釉薬のかかった釉薬瓦です。
瓦の表面に釉薬
を掛けて化学反応することによって色を出す瓦です
いぶし瓦は
焼き上げの最後で燻す(いぶす)ことによって炭素を付着させて銀色の色を出します
いぶし瓦は
経年変化によって屋根全体に独特のムラが出るのも特徴です
古美る(ふるびる)
といったところでしょうか
2017年10月11日水曜日
伝統木造フルリノベーション
京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店
一級建築士事務所
閑静な住宅地の古民家のフルリノベーションが始動します。
土台や、基礎束石の劣化修繕を行う上で、まずは屋根の瓦をおろして上部の荷重をなくします。雨仕舞は野地板を残しておいて、捨てのシートで養生します。
今は、こんな感じの土葺の瓦が載ってます。
瓦がおりた時点でジャッキアップを行い、よっこらしょと建物を持ち上げて、
劣化した土台を交換したり耐震壁を増設する工事を行います。
地盤の突き固めなど足回りの工事が最も期間がかかります。
写真のように建ち(垂直)が出ていない柱もジャッキアップ等でまっすぐになってもらいます。
全改修なので、お施主さんに心配されるくらい原型をなくして古材を根継ぎ等で温存しつつ蘇生します。
ほぼ伝統接合のみの(めり込み抵抗)と呼ばれる抵抗要素と土壁の耐力で構成します。
意匠的には変幻する障子と、格子耐力壁の水平と垂直の幾何学的な構成に唐紙でパンチを加えようという企みです。
既出の意匠要素の新しい組み合わせの模索です。
接合が伝統仕口なので大工は堂宮大工に入ってもらいます。
2017年10月2日月曜日
卍組トラスの家
京都で注文住宅・木造住宅・木造建築・町家・数寄屋建築等の新築・リフォーム・古民家改修を行う工務店
一級建築士事務所
竣工 着々と家具が搬入されてます
TVボードはお施主さんが、徳島杉の丸太の端材を使って、Dボルト接合で作られたもの
杉で作られた部屋にマッチしてますね
Dボルトは卍組トラスの接合に使っているハンマーナットです。
ハイサイドライトを受ける@455ピッチの杉の梁
10mの長尺+手刻みでしか成し得ない構成
LDK 五山の送り火 大文字を臨む開口部
エントランス
京北の職人によるなぐり加工の檜の玄関扉
夕暮れ
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