2014年12月17日水曜日

京環境配慮建築物 優秀賞受賞

京都復活教会の耐震改修が北山杉を用いた耐震改修の事例として学識経験者から評価され、優秀賞として京都市より表彰されました。





2014年8月26日火曜日

WM Vories  耐震改修

ほぼ竣工

園長よりウマ宿っぽくなりましたねというお言葉を頂きました。
イエスが生まれたウマ宿の事のようです。
教会は皆さんが世代に渡って慣れ親しむ空間ですので、できるだけ厳めしい主張が少なく柔らかい感じで耐震改修ができればという事で始めたプロジェクトです。
幼稚園の休み1ヶ月の中で完了するという制約とヴォーリズ建築であるという点からも既存の意匠を触らずに内部にユニットを組み込むという選択としました。
意匠上の点では史学的な見地からは賛否両論があると思われますが、柱の劣化が臨界点に来ているという危急の要求と厳しいコスト・納期の中において実現可能な強い架構を組めました。

伽藍配置のようですね

2014年8月25日月曜日

2014年8月21日木曜日

W,M、Vories 耐震改修

卍組トラスがようやく全貌を現し始めました。
風雪に耐えて磨かれた北山丸太+職人の現場力
末口4寸の北山杉のトラスもホールのスパンからすると繊細に見えます。
柱脚の納まり


2014年8月14日木曜日

W,M Vories 耐震改修

さらに床水平構面を固めます。

中央部の桁材に対して卍接合トラスを仕込む為のフレームが組まれました。

京都府内産北山丸太を用いた卍接合耐震フレーム

2014年8月13日水曜日

2014年8月12日火曜日

W,M Vories教会 耐震改修

卍組トラスの接合部の刻み 仕口
丸太なので刻みが結構大変です。


作業風景  熟練の棟梁

大方の刻みも終了し、いよいよ躯体に取り付け作業開始です。

躯体への取り付け




2014年5月28日水曜日

町家改修

土間と吹抜けを持つ町家改修の設計を行っております。
着工は真夏になるのですが、イメージのすり合わせをさせて頂いております。
ロケーションも軸組の状態も良く、着工が楽しみです。
建築の設計をさせて頂いていて面白いと私が感じるのは建築主さまからのご要望により間取り・空間構成が徐々に最適解へと近づいていくことです。


トオリニワの雰囲気も抜群ですね。


2014年5月2日金曜日

ヴォーリズ教会 耐震改修 卍接合トラス

7月末着工の幼稚園棟耐震改修工事の軸組検討を行っています。
X方向Y方向共に耐力壁が少ないので如何に少ない軸材(最小限のコスト)で補強するかと、
できるだけ教会堂の木造軸組みに近いイメージで耐震改修できれば違和感なく受け入れて頂けるかという点です。

木造トラスの交点は卍接合となっています。
ピン接点とめり込みも多少期待できる接合です。



2014年4月22日火曜日

町家改修

設計監理をさせて頂く町家がいよいよ28日より解体となります。
漆喰の虫篭窓と出格子で意匠をまとめ、瓦は前面葺き替え一文字葺きです。
解体後にイメージがまた変わるのでPLANもそれに合わせて微修正する感じです。
本日は春の晴天の中、神主さんに来て頂いて、工事の安全祈願を行い、四隅を清めました。




2014年4月15日火曜日

日本聖公会 京都復活教会(V.M Vories設計) 100周年事業



本年7月からヴォーリズ設計教会の(木造部分)の100周年事業として耐震改修をSOLで
行います。
劣化診断は昨年度に京大生存研と共同で行い、耐震設計と施工をSOLで行うプロジェクトです。
手法としては、ヴォーリズの意匠を出来るだけ損なわず、また木造部分は主に幼稚園棟
となりますので、夏休み中で完工するという要求の中で、格子等のめり込み耐力要素を予め工場生産でユニット化しておき、既存躯体に付加するかたちでの設計としました。
木構造が意匠的にあらわしとなりますので、耐力と意匠性(教会にふさわしい)を兼ね備えた
抵抗機構を用いることになります。


2014年4月7日月曜日

京町家竣工

京町家が竣工しました。
瓦のタイルを用いてシューズクローゼットは舞良戸を用いました。
壁は中塗り仕舞です。






耐震改修竣工

ご縁を頂き、年始からかからせて頂いたスケルトンリフォームの現場が竣工しました。
今回は中庭に面する部位に耐力壁が少なく、耐震性が確保できなかったので、
耐力を保ちつつ、開放感のもてる壁として格子耐力壁を用いました。
杉の角材を相欠きにしてめり込み抵抗でもたせる耐力壁です。
天井高いっぱいまで嵌め殺しのペアガラスを施工しております。
ハイドアも用いて視線が抜けやすくより広い感じにすることをこころがけました。
床は木童の相生杉 厚み30mmを用いております。





断熱性と外からの視線を調整するために格子壁に障子がはまります。





元々はこんな感じでした。